犬の歯の健康を保つためのケア
“歯の健康を保つこと”それは人間にとっても犬にとっても大切なことです
犬の歯の健康を保つためには正しいケアの仕方を知ることが大切です。歯のケアをうまく行うことができないと、歯周病・口臭・歯が抜ける・歯痛などの問題を引き起こすだけでなく、細菌が臓器内に侵入し身体の健康にも影響を及ぼすことが知られています。
日常の中で継続的に歯のケアを行うことは、歯の健康を保つためにとても重要なことです。一度悪くなってしまうと元に戻すことはできず、またお金もたくさんかかってしまいます。歯のケアを日常化し、予防することが最も大切です。
正しい犬の歯のケアの仕方
犬の歯の健康を保つためにいくつかの歯のケアの仕方をご紹介します。今まで難しく思っていた犬の歯のケアが、より簡単になるためのヒントがたくさんあるでしょう。きっとあなたとあなたの犬にとって良い、歯のケアの仕方が見つかるはずです。
1. はみがき
日常生活の中に“はみがきをすること”を加えることは、犬の歯の健康を保つために役立ちます。犬のはみがきに必要なものは、犬用の歯ブラシ・犬用の歯みがき粉、そして何より必要なものは、続けるという忍耐力です。
初めてはみがきをする時、犬は不快感から嫌がるかもしれません。はみがきを行うタイミングのポイントは、運動の後です。つまり、はみがきをする前に運動をさせるのが一番効率のよい方法です。運動後、犬は程よく疲れていて、程よくリラックスできていて、身体も心も落ち着いている状態です。
そしていきなり全部の歯から始めるのではなく、まずはいくつかの歯から始め、はみがきにゆっくり慣らしていくことが大切で、犬にとって簡単で快適なものにすることが重要なポイントなのです。そうすることで、犬にとって“はみがきをすること”が、公園を散歩することや庭で運動すること等のような日常生活の一部となります!
2. マウスクリーナー・液体歯磨き
犬にやさしい、天然成分のマウスクリーナー・液体歯磨きを見つけることです。犬用マウスクリーナー・液体歯磨きを、犬が普段飲んでいる水入れの中に少し加えるだけで、細菌が繁殖するのを防いだり、歯垢・歯石・口臭の予防に役立ちます。これは犬の歯の健康を保つために簡単に行うことができるケアの仕方です。
犬用マウスクリーナー・液体歯磨きは、犬のはみがきをするのに苦労している飼い主にとって最適な方法です。はみがきすることを止めるべきではありませんが、まだはみがきに慣れていなくて苦労している間も犬の歯のケアを続けられることができ、簡単に行うことができる方法です。
3. デンタルスプレー
犬のデンタルスプレーは、犬の犬用マウスクリーナー・液体歯磨きと同様の効果があります。どちらとも歯垢や歯石が蓄積されるのを防ぐだけでなく、口臭の原因となる細菌の繁殖を予防するのに役立ちます。
犬の歯のケアをするためデンタルスプレーを使うには、犬の口の中に直接使用しても、水入れの中に加えても大丈夫です。
4. プロによる定期的な歯のクリーニング
犬の歯を見てもらえるクリニックで6ヵ月から1年ごとに犬の歯をクリーニングを受けることは、犬の歯の健康を保つために素晴らしいことです!
歯の定期健診は人間だけでなく犬にとっても大切なので、人間と同じ間隔で歯の定期検診を受けることをおすすめします。検診を受けるタイミングを忘れないために、あなたと犬の両方の検診予定を同時にそろえておくこともできます。
プロによる定期的な歯のクリーニングは犬の歯の健康を保つために効果抜群です。プロによる歯のクリーニングは、飼い主が自宅では行えないような、歯茎の下にある細菌まで綺麗にしてもらうことができます。プロによって定期的に手の届かない細菌もクリーニングしてもらうことで、歯痛・歯の抜け落ち・感染症など多くを予防できる可能性が高くなります。
5. 犬用はみがきおもちゃ
犬用ボーン(犬用の骨)を噛むことには、はみがき同様の効果があります。犬用ボーンを用意することができない場合は、犬の歯のケア用の玩具が最適です。犬の歯のケア用の玩具は、歯についたヤニをこすり落とし、犬の歯の健康を保つのに役立ちます。
飼い主にとって、犬の歯に歯垢や歯石が蓄積されるのを防ぐことは重要なことです。歯に付着した細菌が犬の血液中に侵入してしまうと、心臓や腎臓など健康問題につながります。
6. 植物
獣医師に相談したうえで、植物を使って犬の歯をケアすることも試してみることもおすすめな方法です。
ココナッツオイル、キンセンカ、オレゴングレープといった植物は、犬の口の中の炎症を起こした歯茎や、歯石を減らすために優れた方法です。
食事による犬の歯の健康への影響
多くの犬を飼っている人は、犬におやつを与えるのが大好きです。それは悪いことではなく、むしろ普通のことです。家族の一員として大切に思っている犬だからこそ、おやつを与えたくなるものです。
しかし、犬のおやつには穀物、脂肪、砂糖がたくさん含まれています。犬の歯の健康を保つためには、これらが含まれていないおやつを選ぶことが大切です。飼い主は犬のために良いものを選ぶ責任があるでしょう。
犬の歯の健康に良く、簡単に用意できるおやつ
スライスしたリンゴ
スイカ
一口サイズのニンジン
バナナ
イチゴ
ブルーベリー
グリンピース
ブロッコリー
柔らかく調理されたサツマイモやカボチャ
これらは簡単に用意ができ、そして犬の歯を健康に保つのに役立つおやつの一部です。しかし、これらはおやつであり食事の代わりにはなりません。時々これらのおやつを与えることは犬にとっても嬉しくて素晴らしいですが、適切に与えることが重要です。
愛犬・愛猫の健康に役立つ情報関連として、ペット保険 おすすめ5選【2023年版】、犬の「目やに」「涙やけ」と対処法、犬の耳がくさい理由と解決策、愛犬の健康に役立つ情報 犬のサプリメントガイドもぜひご覧ください。
こちらもご覧ください
ブログ、ガイドライン、よくあるご質問には、役立つような情報を掲載しています。