犬の散歩のしつけ方
引っ張ったり、歩かないときの対処法
犬の散歩のしつけ術!引っ張り癖や歩かない場合の対処法を伝授!
愛犬との散歩は、運動不足の解消やストレス発散となるだけでなく、飼い主とのコミュニケーションとしても大切な時間です。しかし、引っ張ったりや歩かない、といった愛犬の問題行動に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、犬の散歩中における問題行動とその原因、そして解決方法について詳しく解説します。さらに、より詳細な対処法やコツについて理解を深め、実践しやすい内容を紹介します。
基本となる犬の散歩のしつけ
1. リーダーウォーク
リーダーウォークを教えるには、以下のステップに従います。
犬の横に立ち、 リードを緩めに持ちます。
歩き始め、犬が前に出ようとしたら、立ち止まって待つか、方向転換します。
犬が落ち着いて飼い主の横に並んだら、歩き始めます。
これを繰り返し、犬が常に飼い主の横に並ぶことを学習させます。
ポイント
リーダーウォークを教える際は、常に冷静な態度で接することが重要です。
犬が前に出ようとしても、怒鳴ったり引っ張ったりしてはいけません。
犬が落ち着いて飼い主の横に並んだら、たくさん褒めましょう。
2. 待ての姿勢
待ての姿勢を教えるには、以下の手順に従います。
犬の前に立ち、おやつを手のひらに乗せます。
犬がじっと待っている間、「待て」と指示します。
犬が待てたら、おやつを与えます。
距離を徐々に広げたり、時間を延ばしたりしながら、犬が待てるように学習させます。
ポイント
犬が待てている間は、じっと動かないようにしましょう。
犬が動いてしまったら、「ダメ」と声を発し、最初からやり直します。
犬が待てたら、たくさん褒めてあげましょう。
3. 方向転換
方向転換は、犬の動きをコントロールする重要な指示です。方向転換を教えるには、以下の流れに従います。
犬の横に立ち、 リードを緩めに持ちます。
犬の注意を引くために、おやつやおもちゃを使います。
犬が飼い主の方を見たタイミングで、「右」または「左」と指示し、体の向きを変えます。
犬が指示通りに方向転換できたら、おやつを与えます。
これを繰り返し、犬が方向転換の指示通りに動けるように学習させます。
ポイント
方向転換を教える際は、犬の体の動きに合わせてリードを軽く引っ張ると効果的です。
犬が指示通りに方向転換できたら、たくさん褒めます。
4. 歩幅を合わせる
犬の歩幅に合わせることは、犬との散歩をより快適にするために重要です。犬の歩幅に合わせるには、以下の点に注意しましょう。
犬の体格や年齢に合ったリードの長さを選びます。
犬の歩幅に合わせて、自分の歩幅を調整します。
犬が前に出ようとしたり、後ろに下がったりしたら、リードを使って調整します。
犬にとっての散歩
犬にとって、散歩は好奇心を満たし、運動や嗅覚を使う貴重な時間です。五感を刺激し、ストレス解消にも役立ちます。
嗅覚:犬は人間よりも嗅覚が優れており、臭いを通じて散歩中に様々な情報を嗅ぎ取ります。
運動:犬は運動不足になると、ストレスが溜まったり、問題行動を起こしたりする可能性があります。
好奇心:散歩中に、犬は様々なものを見たり聞いたりして、好奇心を満たします。
飼い主の心構え
犬の気持ちに寄り添い、犬のペースに合わせる
犬は人間とは異なる生き物です。犬の気持ちに寄り添い、犬のペースに合わせることが大切です。
忍耐強く、根気よくトレーニングを行う
問題行動の解決には時間がかかります。忍耐強く、根気よくトレーニングを行うことが大切です。
常に犬を観察し、状況に合わせて行動する
犬は常に周囲の変化に敏感です。常に犬を観察し、状況に合わせて行動することが大切です。
問題行動とその原因
歩かない
原因
疲れている、痛みを感じている、不安やストレスなど、健康上の問題があるかもしれません。または環境上の問題として、不慣れな環境、快適でない気候、他の犬や人に驚かされる、訓練不足、刺激に敏感、いつもと異なるルーティンなどが挙げられます。
対処法
1. ご褒美や遊びを取り入れる:犬が歩いた時には、褒めておやつやおもちゃを与えましょう。
2. 距離を短くす:最初は短い距離から始め、徐々に距離を伸ばしていきます。
3. 犬の興味を引く:犬のお気に入りのおもちゃやおやつを使って、犬の興味を引きます。
4. 抱っこをしたり、キャリーを使う:どうしても歩かない場合は、抱っこしたりキャリーを使って移動します。
5. 獣医師に相談する:体調不良や痛みなどの原因が疑われる場合は、獣医師に相談しましょう。
吠える
原因
興奮、不安、恐怖、要求、警戒、挨拶
対処法
1. 原因を特定する:なぜ吠えているのか原因を特定し、原因に合わせた対処法が必要です。
2. 無視する:興奮や要求によって吠えている場合は、無視することが効果的です。
3. 別の行動に誘導する:おもちゃやおやつを使って犬の気を引き、吠えないように誘導します。
4. 環境を変える:吠える原因となる環境から離れます。
5. トレーニングを行う:「吠えてはいけない」という指示を教えるトレーニングを行います。
拾い食い
原因
好奇心、栄養不足、トレーニング不足
対処法
1. 拾い食い防止の首輪を使う:拾い食い防止の首輪を使うことで、拾い食いを防ぐことができます。
2. 「ダメ」と指示する:犬が拾い物をしようとした場合は、「ダメ」と指示して止めます。
3. おやつで釣る:犬が拾い物をした場合は、おやつで気を引き、取り上げます。
その他の問題行動
1. マーキング
マーキングは犬の習性ですが、マナー違反となる場合もあります。マーキングスポットを決めたり、マナーベルトを使用するなど、対策が必要です。
2. 逃走する
逃げたり、突然走り出すような犬は、しっかりとリードを握り、逃走しないように注意が必要です。散歩の前には、リードに壊れそうな箇所がないか確かめましょう。
3. 攻撃する
攻撃的な犬は、周囲の人や犬に危害を加える可能性があります。専門家によるトレーニングが必要となります。
散歩中のマナー
1. 周囲に迷惑をかけない
他の犬や人、自転車などに迷惑をかけないようにしましょう。
2. 排泄物の処理
犬の糞は必ず持ち帰りましょう。
3. リードの長さ
道路では短いリード、公園などでは長いリードを使うなど、状況に合わせてリードの長さを調整しましょう。
4. 挨拶
愛犬が他の犬や人と触れ合う場合は、飼い主同士が事前に確認してから行いましょう。思わぬ事故やトラブルを防ぐことができます。
5. 鳴き声
犬が吠えた場合は、すぐに止めましょう。
散歩時間と距離
犬の体格や、年齢によって適切な散歩の回数や時間が異なります。犬種別の完全ガイドで、愛犬に適切な散歩の習慣をつけましょう!
散歩のしつけのまとめ
散歩は犬と飼い主の健康と幸福にとって不可欠な活動です。しかし、引っ張り癖やその場に立ち止まってしまうといった問題がある場合、それらを解決するための正しいしつけが必要です。また、犬を散歩する際にはマナーを守ることも重要です。
正しい方法で犬との散歩を楽しむことで、愛犬とより良い関係を築きましょう!
こちらもご覧ください
ブログ、ガイドライン、よくあるご質問には、役立つような情報を掲載しています。