犬の世話について

ペットシッターガイドライン: 犬

犬の安全と幸せを守ることは、ペットシッターの重要なスキルです。

Cosewa ガイドラインペットシッターガイドライン: 犬

Cosewaペットシッターとして、犬を上手に世話する方法

初めて他人の犬をお世話をする方も、何年も犬のお世話をした経験がある方も、犬の安全、幸せ、健康を守るためにできることがあります。犬のニーズを満たすこと、犬が示すボディランゲージに気づき理解してあげること、そして安全面への配慮を忘れないことが基本です。 

1. 犬の安全を第一に

犬は飼い主がいない時に普段と異なる行動をとることがあるので、注意深く観察することが大切です。

誤飲を防ぐには

犬は、狭いスペースに入り込んでしまうことがあります。次のポイントを参考にしながら、誤飲が起こらないようしっかりと対策しましょう。

迷子を防ぐには

犬が迷子にならないように、事前に計画・準備をすることが大切です。

犬の脱走を防ぐには

犬の追跡装置を検討する

リードとハーネスを点検する

犬同士のトラブルを防ぐには

自宅に飼い犬がいる場合など、他に犬がいる場合は、犬同士をしっかりと慣らしお互いが安心できるようにしましょう。

知らない犬は避ける

犬が示すボディランゲージのサインを理解する

犬の体調管理について

犬の立場から、犬が安心して過ごせる安全な環境かを確かめます。

安全に配慮した住まいを意識する

モニターで犬を見守る

暑い夏を安全に過ごすためには

気温の上昇に伴い、犬種によっては涼しく過ごせるような暑さ対策が特に重要です。

気温に敏感な犬種と健康状態

安全で快適に過ごすため、犬種に関わらず十分な暑さ対策をする必要はありますが、特に注意すべき犬種や健康状態の犬がいます。それらの犬は、大型犬、シニア犬や肥満気味の犬、糖尿病の犬です。そして、鼻ぺちゃの犬もです。これは鼻腔が短いために体温を調節しにくいためです。

暑いときは、特に次のような犬種に注意し、様子をよく観察しておくようにしましょう。

他にも、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル、チャイニーズ・クレステッド・ドッグ、フレンチマスティフ、ボルドー・マスティフ(ドッグ・ド・ボルドー)といった犬種も該当します。

暑さとは反対に、寒さに弱い犬もいます。どのくらいの温度で寒いと感じるのかについては、犬種ごとに説明した犬が寒さを感じる気温についてのガイドご確認ください。

犬が涼しく過ごすためのコツ

呼吸が荒い、息苦しそう、ぐったりしている、筋肉の震え、ふらつきなどの症状がみられる場合は、早急に動物病院に連絡しましょう。

複数の犬を安全に世話するには

複数の犬の世話をするのは労力が伴います。複数の犬を同時にお世話する際には、次のポイントに気を付けてみてください。

犬の安全を守るために、しっかりと対策をすることが大切です。お預かりする前に、必ず飼い主とその犬の性格や行動について確認し合い、疑問はすべて解決するようにしましょう。犬についてより多くのことを知れば知るほど、その犬に合った準備や対応ができるはずです。

2. 預かる犬が初対面の人や動物に合う場合

誰もが新しい犬に会うことにワクワクしますが、初対面の場合は、むやみに犬に近づく前に、その犬についてよく理解することが大切です。ここでは、安全に対面するためのコツを紹介します。

3. 食事と水分について

新鮮な水と食べ物を正しいタイミングで与えることは、一見当たり前のことのように思えますが、簡単にできる犬の健康を守る基本です。

4. 犬の運動について

ペットシッターの楽しみの一つは、散歩の時間だと分かったときの犬たちの喜ぶしぐさを見ることでしょう。ここでは、お世話中に犬に必要な運動について紹介します。

犬種や犬の年齢、健康状態ごとに必要な散歩の回数と時間が異なります。詳しくは、犬の散歩の回数と時間のガイドを参考にしましょう。

どのような方法で運動させるに関わらず、運動は犬との絆を深め、犬の体を健康に保つと共にリラックスさせることができます。

5.トイレについて

犬の示すボディランゲージに寄り添うことで、事故のないお留守番やお散歩をすることができます。ちょっとした心構えと事故防止につながる方法をご紹介します。

6.犬にとっての快適な環境づくり

普段は自分のベッドで寝ている犬や、飼い主に寄り添って寝ている犬もいるかもしれませんが、快適な寝場所を用意してあげることも、お預かり中の犬の快適さを守る方法のひとつです。

上記に加え、ペットシッターが自宅で犬を預かる際は、基本的に犬を放置して外出しないようにしましょう。預かっている犬は常に目の届く範囲で見守る必要があり、留守にすると緊急時の対応が遅れる可能性があります。ただし、多頭飼いの飼い主から複数の犬を預かり、1匹ずつ散歩に連れて行く場合は、他の犬を留守番させることがあるかもしれません。そのような状況に備えて、ペットカメラなどがあるとより安心です!

7. 子犬の世話について

子犬を預かるときに、忘れてはならないことがあります。それは「子犬は子犬である」ということです。子犬は物を噛んだり、どこにでもおしっこをかけたり、リードを引っ張ったり、吠えたりするものです。ペットシッターとして、子犬の安全や幸せを守ることは大切なことです。そのためには、犬の持つさまざまな要素をうまくコントロールする必要があります。

噛むことを防ぐには

人間の赤ちゃんと同じように、子犬も成犬の歯並びになるために歯が生えかわります。そのためには、子犬は噛むことが必要なのです。子犬に適したおもちゃを与え、それを使うように訓練しなければ、犬自身が勝手に見つけたものを噛んでしまう恐れがあります。予防するためのコツをいくつか紹介します。

トイレのトラブルを防ぐには

子犬の場合、いつでも、どこにでも、おしっこをしてしまうのが現実です。トイレのしつけについては、飼い主の指示に従うだけでなく、その都度きちんと対応するようにしましょう。

リードマナーを守るために

幼い子犬の多くは、リードを引っ張ったり、リードを噛んだり、まるでヨーヨーのように跳ねたりします。飼い主によって、そのしつけ方はさまざまなので、その飼い主がしていることを参考にしてみましょう。

泣き声や吠え声を聞き分ける

子犬のコミュニケーションのほとんどは、吠えたり鳴いたりすることで行われています。人間の赤ちゃんと同じように、お腹が空いた、のどが渇いた、歯が生えた、トイレに行きたい、あるいはただ単に不安や寂しさを感じていることを知らせています。子犬を安心させるためにできることを紹介します。

子犬の世話のまとめ

犬を世話することは、根気と時間、そして体力が必要で、誰もが簡単にできることではありません。子犬を受け入れる場合は、子犬が安心してうまく馴染めるように、飼い主が普段どのようにしつけをしているのかについて、事前にしっかり話を聞いておきましょう。

なにより、犬にとっての普段どおりのルーティーンを守ることは第一です!それに加え、このガイドラインで紹介しているコツを参考にし、実践すれば、きっと子犬との時間を楽しく、幸せに、快適に過ごすことができるでしょう。

8. 移動について

ペットの送迎

交通費

お世話の場所(ペットシッターもしくは飼い主の自宅)に行くまでにかかる交通費は、移動するペットシッターおよび飼い主それぞれの自己負担となります。

ただし、動物取扱業に登録していないペットシッターの場合は、飼い主の自宅までの交通費を請求することが可能です。

こちらもご覧ください

ブログ、ガイドライン、よくあるご質問には、役立つような情報を掲載しています。

こせわ